赤〜色が語る浮世絵の歴史〜@太田記念美術館
先日、面白そうな展覧会にお誘いいただき、滅多に近づかない原宿に行ってきました
浮世絵の色彩のなかでも最も重要な色-「赤」江戸〜明治の浮世絵の中の「赤」をテーマにした展覧会です
春信や写楽の時代は淡い色、幕末の広重や国貞の時代には濃さが増し、明治の芳年の時代にはどぎつい紅色へと変化していきました
「紅絵」、「紅摺絵」、「赤絵」、「紅嫌い」など制作用語として最も用いられる色でもありました
200年以上の浮世絵の歴史の中で、染料や顔料が変化していきます
「赤」の絵の具の使われ方から当時の流行や歴史的な背景を読み取れます
今回は「赤」色が特に印象的な浮世絵約60点を厳選し、当時の人々を魅了した「赤」の美しさを堪能できます
※文,画像:太田記念美術館フライヤーより
昔から「赤」や「紅」は破邪、厄除けの色とする信仰があり、子供が疱瘡にかかった家に赤一色刷りの駒の軸を送るなどの習慣があったそうです
今の情勢とのリンクを感じました
「赤」に注目して観ると激動の時代の空気が感じられて新鮮でした
追記:
地下にある、手ぬぐい「かまわぬ」原宿店さんには太田記念美術館限定のアイテムが揃ってました
虎子石柄と浮世絵×鳥獣戯画コラボ柄の手ぬぐいは意外と使うと馴染みそうな、でもよく見ると強い主張のあるアイテムでした
気になる方はぜひチェックしてみてください♪
太田記念美術館の地下1階にある手拭い専門店「かまわぬ」。ただ今このお店では、太田記念美術館ツイッターのアイコンである「虎子石」をデザインした、「虎子石つなぎ」の手拭いを販売中。税込1,320円。原宿店限定商品ですので、ここでしか手に入りません。ご来館の際には、ぜひお立ち寄り下さい。 pic.twitter.com/tQgx9IitEm
— 太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art (@ukiyoeota) July 11, 2020
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