ゲルハルト・リヒター展@東京国立近代美術館/WHO ARE WE 観察と発見の生物学@東京科学博物館

先日、久しぶりに気になっていた展覧会をハシゴして来ました

ゲルハルト・リヒター展とWHO ARE WE展
を鑑賞
濃い一日でした

(画像1枚目:リヒター 油彩作品部分)
まずは、ゲルハルト・リヒター展へ
フラッシュなしならスマホ、カメラでの撮影OK

現代のアーティストの中で最も重要な画家の一人と称されるドイツの画家
フォトペイント、アブストラクト、ガラス立体、インスタレーション、映像作品など多様な表現に取り組み、90歳の今も精力的に制作している
初期の油彩
他にドクロや森の風景を描いた作品もありました
ガラスの大型インスタレーション
鑑賞者や展示空間を丸ごと取り込み、多様な表情を映し出す装置になっています

人が行き交うと面白い表情が観られる
ガラスにエナメル
緋色と紺色の対比が絶妙な一枚
独特の色彩と偶然のインクの混ざり方を楽しむような作品

どこまで計算して、どこまで偶然なのか...
むしろ、すべて偶然なのか...
色をタイルのように配置した作品が埋め尽くす部屋
配色だけでもリヒターの作品と分かるのが、リヒターのリヒターたる凄いところ

この他に鉛筆スケッチや油彩画、鏡のインスタレーションなども展示されており、物量も圧倒的で見応えがありました
「September」と題された作品
今回の展示の中で特に好きで、気になって何度も見返した一枚

黒煙が上がっているようにも、水たまりを覗いているようにも観える
不穏さも静けさも感じる不思議な作品でした
「ゲルハルト・リヒター展」
竹橋・東京国立近代美術館にて
10/2(日)まで
詳細はこちら↓
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東京科学博物館で開催中の展示会「WHOARE WE」へ

※この展示会は、《事前に入館予約が必要》です
国立科学博物館が所蔵する約490万点の標本の中でも世界屈指の動物標本「ヨシモトコレクション」を中心に、選び抜かれた優れた標本を鑑賞できる特別な企画展です
三澤遥氏と日本デザインセンター三澤デザイン研究室による、精緻なデザイン設計によって、剥製や標本が物語のように楽しみながら学べる秀逸な展示空間です
鑑賞者自ら標本箱をひきだして、中のガラスケースを一つ一つ鑑賞するスタイルは、子供も大人も夢中になってしまいます
上:一生生え替わらない角と一年で生え替わる角
下:甲羅、殻、角の層から分かる年齢
樹木の年輪のよう
イルカの脊椎
この骨一つからもイルカのシルエットを連想できる美しいライン
ゾウの歯
草食恐竜と同じように「すり潰す」ことに特化した形状
右下のいろいろなドット模様はテキスタイルとしても美しく、この包装紙が有れば買いたかったほど
モグラの住居の標本
何部屋もあり、快適そうなお住まい
綺麗好きな性格なのがうかがえる
さまざまな鳥の卵 大きさ比較
メジロやスズメなど身近な鳥のものもあり、ずっと観ていられる魅力的な標本でした
全体を通して剥製と標本がこんなに奥深く、ワクワクしながら楽しめたのは初めてでした

生物が好きな方、作家さんはもちろん、観た人それぞれが発見し、楽しめる企画展です
会う人皆にオススメしたい...

会期25日(日)まで
もうすぐ終わってしまうので、ご興味ある方はぜひ♪
おまけ
別室で展示していた時計と顕微鏡の歴史もなかなか興味深かったです
歴史や生物学系がお好きな方にも、スチームパンクがお好きな方にも◎

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