「なみのこり-aftermath-」坂田あづみ個展@西荻窪・ギャラリー蚕室
「なみのこり-aftermath-」
坂田あづみ個展
於:西荻窪 ギャラリー蚕室
9/29(木)〜10/9(日)
13:00〜19:00
※最終日17:00まで
ギャラリー蚕室で開催中の坂田あづみさんの個展へ伺いました
絹布やビーズを使用した刺繍で形作られた、繊細で美しい蛾たちが幾重にも止まっている黄金の人
蛾たちは誰かの記憶や感情の象徴であり、それらを受け入れる大きな人の半眼の目が静かに見つめ返してきます
まるで菩薩像や地蔵を彷彿とさせる佇まい
厳かな気持ちになる不思議なオブジェです
↑ちょうど心臓のあたりに赤い蛾がひとひら
近くには対になるように青い蛾がひとひら
動脈と静脈のように感じました
大きな頭部のオブジェ
繭にも見えてくる
こちらは小さめのミイラの頭部
ちょうど口元に大きな蛾が止まっていて、世情と相まってマスクのようにもヴェールのようにも見えてきます
こちらの方がより生と死のイメージを強く感じ、不気味さや不穏さを漂わせていました
さらに小さなミイラの全身像
呪具やオーパーツなど色々なモチーフが連想される小さなオブジェ
坂田あづみさんご本人から制作の裏側を伺うことができて、とても嬉しかったです
展示全体で約300片余りの刺繍の蛾を制作されたとのこと
その膨大な手仕事の説得力
素材が持つ煌めきや艶感を纏ったたくさんの蛾たち
有機物でもあり無機物でもある独特のオーラを放っています
蛾は苦手な私ですが、坂田さん作品の世界観にはいつも惹かれてしまう何かがあります
会場では、美しい蛾のブローチやポップな表情のスカルのブローチなども購入できます
詳しくはこちら↓
ご興味ある方はぜひ会場で体験してみてください♪
10/9(日)※最終日17時まで
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